よく噛んで食べ物を細かく砕くことによって飲み込みやすくするだけでなく、胃にも負担をかけません。
また、噛むことで脳が刺激を受け唾液(だえき)の分泌が促進され、口の中が清潔に保たれます。
「よく噛んでたべる習慣」を身につけて健康な身体をつくりましょう。
ヒミコノハガイーゼslogan
「ヒミコノハガイーゼ」という標語をご存じでしょうか?

肥満防止の「ヒ」:
ゆっくりとよく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、脳が満腹を感じて食べ過ぎを防ぎます。
よく噛まずに早く食べると、満腹を感じる前に食べ過ぎて太ります。

味覚の発達の「ミ」:
よく噛むと、食べもの本来の味や形を感じることができます。
人は濃い味にはすぐに慣れてしまうので、できるだけ薄味を心掛け、よく噛んで食材そのものを味わうよう、心がけましょう。

言葉の発達の「コ」:
口のまわりの筋肉をよく使うことで、あごの発達を助け、言葉の発音がきれいになったり、顔の表情がゆたかになります。
歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、言葉の発音が綺麗になります。
よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使うので、表情がとても豊かになります。

脳の発達の「ノ」:
脳に流れる血液の量が増えて、脳を刺激するので、子供は賢くなり、大人は物忘れを予防することができます。
よく噛むことは脳の動きを活発にします。
口を開けたり閉じたりすることで、 脳に酸素と栄養が送り込まれ活性化するのです。
子どもの知育を助け、 高齢者は物忘れを予防することができます。

歯の病気予防の「ハ」:
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中の食べ物のカスや細菌を洗い流します。
この唾液は虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、細菌感染を防いだりして、 虫歯や歯周病を予防することができます。

ガンの予防の「ガ」:
唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれます。

胃腸快調の「イー」:
食べ物をよく噛むことは胃腸の働きを活発にして消化を助け、食べすぎを防ぎます。

全力投球の「ゼ」:
大きな力が必要なとき、力を込めて噛みしめたいときに健康な歯がなければ力が出せません。
よく噛んで歯を食いしばることができれば、ここぞというときに力を発揮することができます。